子どもたちが憧れるような
サッカー選手になりたい
2023.07.25 在学生の活動地域活動
女子サッカーASハリマアルビオン所属
栄養マネジメント学科3年生の谷島 利実さんは、日本女子サッカーなでしこリーグ1部で活躍する女子サッカー選手。播磨地域をホームタウンとするASハリマアルビオンに所属し、勉強との両立を図りながらサッカーに打ち込んでいます。幼い頃からのサッカー選手になるという夢を叶え、さらに成長しようと日々取り組む谷島さんです。
幼稚園から始めたサッカーに夢中
サッカーとの出会いは、幼稚園の年長組に入った頃。「兄の持っていた、防具のすね当てがカッコよく見えて『つけてみたい』と思ったのがきっかけです」と谷島さん。小学校3年生までは男女混成チーム、4年生からは女子チームに加入しました。経験を積めば積むほどサッカーが好きになり、もっと続けたい、もっと上手くなりたいと思いながら今日に至っています。
現在所属しているサッカークラブはASハリマアルビオンです。「レベルの高いASハリマアルビオンでサッカーをしたいとずっと思っていて、高校時代に練習に参加したことがきっかけです」。
基本のポジションはサイドハーフ。「その時のチームの状況や試合に応じていろいろなポジションをやっています。ディフェンスを任されることもあります」。
選手としての強みを聞くと「ケガが少ないことと、キックの精度が高いこと」。この強みをさらに伸ばして、「数少ないチャンスでも確実にものにできるよう、どんなときもプレッシャーに負けず、冷静にキックができるような選手になる」ことを目指しています。「また、自分の技を磨くだけでなく、サッカーに関する全てに対する理解力を上げていくことが大事だと感じています」。
地域の子どもたちと触れ合う
地域に愛されるチームを目指して、ASハリマアルビオンは地元イベントに積極的に参加します。谷島さんもその一員として、小学生サッカースクールのインストラクターを担当。簡単なプレーを通じてボールに触る面白さを伝えています。「小学生時代、女子サッカーの選手を見て、大きくなったら自分も選手になりたいと憧れました」。スクールに参加する子どもたちと、自分自身のかつての姿が重なるそうです。「私も、子どもたちに憧れてもらえるプレーヤーになりたい。本心からそう思います」。
大学での学びをサッカーにも活かす
兵庫大学に進学した理由は、クラブチームでサッカーを続けながら大学で学び、経験や知識を増やすことで将来進む道の選択肢を広げたいと思ったからでした。現在、栄養マネジメント学科の3年生。「大学で学ぶことで、自分の体格ならどんな栄養素がどれだけ必要か、いつ摂取すべきかなどがよく分かります」。栄養についての知識はサッカー生活においてもプラスになっています。目標はスポーツと栄養学について知識を深め、栄養士免許と管理栄養士受験資格を取得すること。「大学で得た知識をサッカーに生かして、今よりももっと活躍したいですね。そして、いつかはスポーツ選手を支える仕事をしたいです」。ふだんは朝から夕刻まで大学で授業を受け、夕方からクラブの練習、下宿に戻ってからは勉強に集中します。学科の先生や友人たちもそんな谷島さんを熱心に応援しています。「試合を見に来てくれ、キャンパスですれ違った時など『頑張ってね』と声をかけてくれます。うれしいですね」。
幼稚園時代から数えると、サッカーキャリアは既に16年。その間にサッカーを通じて多くの出会いや発見を経験しました。「これからも自分の未来を信じて、経験を重ね、成長し続けたいですね」と語る谷島さんが大切にしている言葉は「笑顔」。最後まで輝くような笑顔で応えてくれました。
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谷島 実利
健康科学部栄養マネジメント学科3年生(山梨・日本航空高等学校出身)