明るく、しなやかな心で
つねに演技を楽しんでいたい
2023.07.25 在学生の活動地域活動
新体操部
昨年度の関西学生体操選手権大会(関西インカレ)では、個人総合2位という好成績を残した浦田ふたばさん。続く8月の全日本学生新体操選手権大会(全日本インカレ)でも、華麗な演技で会場を魅了しました。本年度の目標は、まずは春の関西インカレ。得意のボール種目で昨年以上の好成績をめざします。(2023年4月19日に取材しました)
プレッシャーも明るい気持ちで受け止める
浦田さんが技の完成度を高めようといつも気をつけているのは、体の美しい動き。「指先やひじ、爪先など、小さな部分までいつも意識して、きれいに動かそうと考えています」。演技を華やかにアピールするため、明るく、元気な表情も意識しています。「大会でプレッシャーを感じそうになっても、精一杯練習してきたのだからもう思い残すことはない。本番では何があっても元気に前に進もう、思い切り楽しもうと自分に話しかけます」。どんなときも楽しむことが大事だと考えています。
新体操を始めたのは3歳の時。「体が柔らかいし、音楽に合わせて踊るのが好きだから向いているかも」とのお母さんの考えから、近所の新体操クラブに通い始めました。その予想通りに新体操が好きになった浦田さんは、幼稚園時代から小中高校時代、そして現在に至るまで、同じクラブで技を磨いています。出身高校は兵庫大学附属須磨ノ浦高校。「新体操の強豪校だったことが、高校選びの決め手になりました」。高校でも新体操部に所属し、日々の練習に打ち込みました。
スポーツと心の動きの関連性に興味
現在は健康システム学科の2年生。「新体操の練習と大学での学び、どちらも頑張っていきたいです」。今、興味を持っているのは、運動したら気分はどう変わるか、精神にどんな影響を与えるかなど、運動と心の動きの関連性について学ぶ科目。「幼い頃から、音楽に合わせて踊ることが楽しいと思ってきた自分自身の経験とも重なる内容なので、とても共感でき、興味がどんどん深くなっていきます」。
学科の先生方や友人は、浦田さんが新体操の選手として活躍していることを喜び、応援してくれます。「大会が近づくと、練習が長時間に及び、勉強時間の確保が難しいことがあります。そんな時に学科の友人たちが協力してくれるのが、とてもありがたい。本当に感謝しています」。
とはいえ、時には大変だなと思うこともあります。そんな時には「踊りながら勉強しています」と、笑いながら打ち明けてくれました。「特に覚えることが多い科目は、音楽に合わせて体を動かし、歌いながら身につけていきます」。好きなミュージシャンの歌を聴くことは、気分転換にも最高だそうです。
将来はアスリートを支える仕事に就きたい
卒業後の夢は、パーソナルトレーナーになること。上を目指すアスリートをサポートする仕事につきたいと考えています。「よいパーソナルトレーナーになるために、実技の指導だけでなく、わかりやすく説明する技術や、相手の立場に立って考えられる柔軟性を身につけていきたいですね」。アスリートと食事の関係についても関心をもっています。「高校時代から、自分のパフォーマンスを向上させるための食べ物に興味がありましたが、今は人体と栄養という視点から幅広く考えるようになってきました」。 学業とスポーツ、どちらも最大限に頑張るハードな毎日を、明るく乗り切っていく浦田さん。最後に、大学や新体操の後輩たちに元気の出るアドバイスをお願いしました。「つらいことがあったら、先生や友人たちに褒めてもらったことや、喜ばれたことを思い出してください。きっと自信を取り戻し、前に進めるようになりますよ」。
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浦田 ふたば
健康科学部健康システム学科2年生(兵庫・兵庫大学附属須磨ノ浦高校出身)