
テニスの楽しさ、上達の喜びを
多くの人々に伝えていきたい。
2024.06.14 卒業生の活動最新号
硬式庭球部(男子)が特別強化指定クラブに認定された2019年に、本学に入学した田中さん。健康システム学科において健康とスポーツについて学びながら、テニスに情熱を傾け、4年間の学生生活を謳歌しました。昨年からは硬式テニスの指導者として、新たな道を歩み始めています。
幼少期から80代までを指導
田中さんは中学生のころから大学を卒業するまで、現在は職場となったテニススクール「トップラン」でコーチの指導を受けてきました。「選手として、また人として大切なことを、テニスで学びました」。
今では幼少期から80代まで、幅広い世代の人々にテニスを教えています。また、同社の女子プロフェッショナルチームのコーチを務め、本学と相生学院高等学校の硬式テニス部コーチを兼任するなど、多忙な日々を送っています。「大人の方のレッスンは夜の時間が多く、高校や大学の部活動には朝の練習があります。大変ですが、逆にメリハリもあって楽しいですね」とほほ笑みます。
上達までのプロセスを楽しんでもらう
コーチとしてやりがいを感じるのは、「選手や生徒さんたちに喜ばれ、『コーチのおかげで上達した』などと言ってもらえたときです」。指導にあたって常に意識しているのは、テニスを楽しんでもらうこと。それは相手が一般の方でも、プロフェッショナルや部活動の選手であっても変わらないと言います。
「プロや学生テニスでは、技術が向上し、勝つことはとても大事です。しかし、勝つために苦しい練習をひたすら続けるというのではいけません。私が最も気を配るのは、上達するまでのプロセスをいかに楽しんでもらうかです」。
現役プレーヤーでもある田中さんの直近の目標は、国体の兵庫県代表に選ばれ、晴れの舞台で活躍すること。トレーニングも欠かさず続けています。
今も役に立つ大学で得た専門知識
兵庫大学では、2年生のときからキャプテンを務めてきました。学業面ではトレーニング科学を学び、教職課程も履修。「当時教わった栄養学や運動生理学などは、コーチとしての仕事にも、また自分の体調管理にも役立っています」。
キャプテンとしては、あまり大きな声を出してガンガンと後輩を引っ張っていくようなタイプではなかったといいます。ただ、「トレーニングは全力で、コートの整備や掃除も率先して行いました。後輩たちも『キャプテンがやっているのだから、一緒にやろう』と思ってくれていたようです」。
ピンチこそステップアップのチャンス
学生時代の田中さんは、勉強と部活動を両立させるのが難しいと感じることがありました。でもそんなとき「この練習をサボったら試合に負けるかもしれない。そうなったら、あのとき怠けた自分が許せなくなる」と思ったといいます。
つらいときも、そこで踏ん張ったらいい人生につながると、田中さんは力を込めます。「ピンチこそ、今後よくなれるチャンス。経験を積み、多くの人と関わっていけば、きっとチャンスが訪れます」。後で後悔しないために今頑張ろうと、後輩たちに力強い言葉を送ってくれました。
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田中 聖人
2023年3月兵庫大学健康システム学科を卒業後、同年4月、硬式庭球部の連携協定先である(株)トップランに入社。現在は、トップランにおいてさまざまな年代のスクール生の指導にあたるとともに、硬式庭球部外部コーチも務めている。