先輩、後輩の垣根なく
みんなで助け合って勝利をつかむ!
2024.06.14 在学生の活動最新号
硬式野球部の以前からの悩みは、部員数が少ないこと。選手層の薄さのため、昨シーズンの阪神大学野球連盟二部西リーグでの公式戦は勝ち星なしという結果に終わりました。その硬式野球部が、今年から特別強化指定クラブとなり、11名もの選手が入部。部を取り巻く環境はプラスの方向に大きく変わろうとしています。
特別強化指定クラブに選ばれた喜びと責任
特別強化指定クラブになるということは、大学の一体感及びブランド力を向上させるために活動するという使命があります。そのためにも練習環境の整備など、大学からのサポートも充実されます。新入部員の1人で投手の髙田さんは、甲子園にも度々出場する強豪校の出身。本学を選んだ理由を聞くと「野球部が特別強化指定クラブになるという話を聞き、志望しました」と明快に答えてくれました。4年生でキャプテン、外野を守る向田さんは、「特別強化指定と決まったのはうれしかった。学科の先生方も野球部のことを気にかけてくださるようになり、本当に感謝しています」。その分、結果は出さなければと気を引き締めています。
現在、部員数は22名。「多くの1年生が加入してくれたので、新しい風を起こしてくれるのではと期待しています
と向田さん。部員は同じ野球が好きな仲間だという考えから、「後輩を年下と思わず、友人のように接していきたいです」。その言葉に、髙田さんは「先輩は優しい人たち。試合で登板させてもらったときにも、ずっと声をかけてもらって助けられました」と応じました。
学科の先生も専門知識で応援
部のモットーは、「和でつながり、個を伸ばす」。その通り、ここには日々の目標をもってお互いを高めようとする部員たちが集まり、和やかな人間関係でつながっています。髙田さんにとって、課題は体力の強化。「もっと強くなりたいから、時間をかけ個人的にも練習を重ねています。自分のフォームを動画に撮って研究するなど、技術向上にも取り組みたい」。一方、向田さんは「学生は意外と時間に追われ、不規則な生活になりがち。その中でいかに規則正しく生活するかが大切です」と語ります。部員たちは昨年、栄養マネジメント学科の先生や学生から食事についての講義を受けました。「とても参考になったので、今年もお願いしたいと考えています」(向田さん)。
部員のきずな、野球の楽しさを伝えたい
2人に「野球の魅力とは?」とたずねました。「人との交流、つながりを感じられるところも野球のよさです。小学校低学年のころ、少年野球チームに入って初めて試合に出たときの楽しさは忘れられないです。今も試合に出るのは楽しくてしかたがありません」(髙田)。「皆で一緒にピンチを乗り越えようという姿が大好き。ピンチのとき、投手のもとへ野手たちが駆け寄るシーンは、テレビで見ていても心に響きます。一度試合に来てもらえれば、野球の楽しさ、我々のきずなの強さがわかると思います。ぜひ、応援に来てください」(向田)。
「野球のことなら、悩んでいるときでさえ楽しい」と語る向田さんに、髙田さんも大きくうなずきます。爽やかな笑顔で、2人はインタビューを締めくくってくれました。
- 生徒紹介
- 学生
- 課外活動
向田 勇貴
健康科学部 健康システム学科4年生
(星槎国際高等学校出身)
髙田 大和
現代ビジネス学部現代ビジネス学科1年生
(兵庫県立社高等学校出身)