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兵庫大学の未来を輝かせるために挑戦を続ける

2022.07.28 vol.14卒業生の活動

入学部事務部長を務める瀬川明さんは、兵庫大学開学の年度に入学した経済情報学部の第1期生。卒業後は大学職員として母校に勤務し、研究支援、人事・労務、入試広報など幅広い業務に携わってきました。学生として職員として、大学の歴史とともに歩み続け、来年は100周年を迎える睦学園の「次の100年」に向けてさまざまな課題に取り組んでいます。

地元にできる4年制大学に期待した

瀬川さんは兵庫県播磨町出身。兵庫大学との出会いは、地元に新しく4年制大学ができると聞いたことでした。「当時は珍しかった『経済学と情報学の融合』というコンセプトに加え60分授業や1人1台のノートパソコンを活用する新しい学び方に魅力を感じました。また、1期生ということで、自分たちで学校を作っていけることに興味を持ちました」。
野球が好きだったので、すぐに仲間とともに硬式野球部を立ち上げました。しかし、兵庫大学は、平成7年、阪神淡路大震災の直後に新設した大学。「震災の爪痕が残る中、グラウンドには、須磨ノ浦女子高校(現在の須磨ノ浦高校)の仮設プレハブ校舎が建てられたため、練習場所の確保や練習メニューの工夫をしたことを覚えています」。部活動の他にも、学生会や大学祭実行委員会にも積極的に参加しました。「夢中で駆け抜けた4年間だった気がします」。

職員になってから地域交流を強く意識

卒業後は兵庫大学の職員となり、新人時代は研究支援や入試業務に従事しました。その後、総務課に所属。「総務課時代は、直接学生を支援するのとは異なりますが、教職員を支える働きやすい職場づくり、いい大学づくりに向けて取り組みました。組織を作って仕事を進めていくことにやりがいを感じていました」。
5年前から入学部に着任し、現在は入試広報全般に携わって学生募集広報計画や入学者選抜の策定、入学者確保に向けた戦略づくりなどを進めています。「兵庫大学の広報でも大切にしているのは、地域貢献の視点です。直近の結果を出すことは大事ですが、やはり地域の高校生のために何ができるかを忘れてはいけない。交流を通じて高校生に将来ビジョンのヒントを与えることができれば何よりです」。また、学内においては、学生さんが活躍しやすい環境を整えること、学生さんを社会や人とつなげることが、教職員の役目だと語ります。将来的には大学、各学校、幼稚園などとの連携を深め、大学だけでなく睦学園全体を盛り上げる役目を務めていきたいと考えています。

優しさと熱心さが兵庫大学の魅力

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学園創立100周年となる2023年を目前に控えての重要ミッションは、節目の年に開設される教育学部の広報を学園内外に広く展開することで、学園全体を盛り上げること。新学部は小学校教員の養成も行う学部なので、今までとは異なる競合大学を意識せざるを得ません。「競合となる大学は女子大が多いですから、本学が男女共学であることは一つのアピールポイントになると考えます。さらに、本学の特色である『個に寄り添った教育』を広報活動でもアピールしたいと思います」。
 瀬川さんの高いモチベーションを支えているのは、母校の「人」に寄せる信頼。「兵庫大学では学生も教職員も、みんな優しく、熱い気持ちを持っています。周囲の人々に刺激されながら、私もいつも前向きに動いていたいと思っています」。

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瀬川 明 さん

経済情報学部経済情報学科を1999年3月卒業。同年4月より兵庫大学に事務職員として就職。総務課などを経て、現在は入学部事務部長。

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