
一緒だから頑張れる、夢の実現のため兵庫大学で学ぶ二人
2025.07.28 vol.17グローバル最新号
加古川市には、兵庫大学、短期大学部に通う留学生・日本人学生ためのシェアハウスがあります。共有施設と個室には生活上必要なものがほぼ揃い、快適に生活する環境が整っています。ここで暮らす留学生の2人ハン・ユジンさんと、ディン・ティ・リン・フォンさんの学生生活を紹介しましょう。
日本語での論文作成にチャレンジ
2人はともに現代ビジネス学科の3年生。母国の大学で2年間修学したのちに兵庫大学に3年次編入し、兵庫大学卒業を目指しています。現在の2人にとって大きなチャレンジは、日本語で論文を書くこと。論文指導を担当している堀田彰子講師は「学生はそれぞれいいアイデアをもっているので、意見を聞くことが楽しいですね。2人には、自分の興味をふくらませて論文をどんどん書き進めてほしいです」と言います。
将来は異文化体験をもとにビジネスを展開したい
今や韓流ドラマやK-popが世界的な脚光を浴びている韓国出身のハンさん。「韓国と日本のアイドル文化の特徴と比較」というテーマで論文を書く準備を始めました。将来は音楽か演劇のジャンルでイベントやコンサートを企画する仕事に就きたいと考えていて、論文がそのための足がかりになればという期待を抱いています。「将来、日本で働くか韓国で働くかはまだ決めていませんが、両国の文化交流をより促進するような仕事ができればと思います」。
一方、経済成長が続き、若いエネルギーに溢れるベトナム出身のフォンさん。将来は伝統的なベトナム料理のレストランを経営したいと考えます。進めている論文のテーマは「日本とベトナムの生活、結婚文化の違い」。冠婚葬祭の文化比較に挑戦してみようと考えています。
<文化を背景にしたビジネスを展開したいと考える2人は、日本人の生活や文化に幅広い関心を寄せています。「日本人はよく自転車に乗っていますね。ベトナムにはそんなに自転車はありません」「日本人はなぜ、すぐお辞儀をするのでしょうか?」など、体験すること全てに好奇心を刺激されるとうれしそうに語ります。
仲のいい友人と快適に暮らせる環境に満足
2人はいつも仲が良く、よく一緒にゲームをしたり、神戸や大阪に遊びに行ったりします。同じ授業を受け、時々一緒に勉強することもあり、喧嘩をしたことは一度もないそうです。「シェアハウスではなく、一人暮らしをしたいと思うことがありますか?」と聞くと、異口同音に「ありません!」と答えます。理由は、生活費がリーズナブルであることはもちろん、仲のよい友人ができるから。仲間がいる快適な環境が、充実した学業に欠かせない条件になっているようです。
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ハン・ユジン
現代ビジネス学部 現代ビジネス学科3年生
(韓国出身)

ディン・ティ・リン・フォン
現代ビジネス学部 現代ビジネス学科3年生
(ベトナム出身)