将来の自分を見つめ、可能性を伸ばすアジアからの学生たち
2021.12.08 vol.13グローバル
現代ビジネス学科 留学1期生の挑戦
2020年春、現代ビジネス学部では本格的な長期留学生の受け入れをスタートし、海外からの留学生が入学しました。日本での学びのスタートを切った学生たちは、新型コロナウィルスの影響が大きかったこの1年で、どんなことを経験したのでしょうか。入学のきっかけ、本学での学びの魅力、将来の夢など、学生生活について聞きました。
日本への留学のきっかけを教えてください。
王 梓(以下、王)以前から日本文化に興味があり、日本で日本語を学んできましたが、ぜひ大学で勉強したいと思いました。兵庫大学を選んだのは、私の日本語の先生が、本格的に学ぶならば兵庫大学がいいと推薦してくれたからです。
デシ クリスティナ(以下、デシ)私のもともとの興味はビジネスです。グローバルに活躍する日本企業に興味をもったことが、日本でビジネスを学ぼうと思ったきっかけです。ビジネスについて学ぶうちに、日本の文化にも関心をもつようになりました。
榎木 浩学科長(以下、榎木)現在、現代ビジネス学科では、中国、インドネシア以外にベトナムやネパールからの留学生合計19名が、日本人学生と肩を並べて学んでいます。アジアの国際交流が自然に行われ、活気あふれる学習の場になっています。
現代ビジネス学科の学びの魅力は?
王学習する内容が、とても実践的だということです。例えば、イベント企画の勉強をする際には、「現代ビジネス学科の学びをPRする」というとても身近な課題が与えられました。
デシビジネスコンペに積極的に参加できるので、実力を磨くチャンスが多いですね。チームでのコンペ出場を通じて、仲間とのコミュニケーション力も伸びているように思います。
榎木実践的なチームプロジェクトに1年目から関わっていくことで、学生たちの実力を高めようと考えています。留学生にとっては、日本人の学生と一緒にチャレンジすることになるので、学生たちは協働でプロジェクトを進める力がぐっと向上しましたね。
日本人学生との交流について。
王友人とは授業や日常生活について、日本語で話します。互いの国の文化の違いがわかるので楽しいですね。
デシ日本語で同級生と話すのは難しいですが、とても楽しい経験です。私は一緒に学ぶ仲間との交流を深めたかったので、兵庫大学の留学生交流会を立ち上げました。これからは、留学生と日本人学生が仲良くなるチャンスをもっと作りたいです。
榎木コロナ禍という大変な状況ですが、留学生、日本人学生間の交流機会をできるだけ設定し、どんな時にも学生たちが孤立しないよう、仕掛けづくりを続けていくつもりです。
将来の夢を聞かせてください。
デシ卒業後は日本で就職をして、ビジネスの経験を積むとともに、日本との関係を深めていきたいですね。その後、故郷のバリ島で起業するのが夢です。バリ島の自然や文化を生かした観光関連のビジネスを始めたいと考えています。
王貿易関係の仕事に就きたいと思っています。日中間で需要の高い生活用品や化粧品、土産物などの輸出入に関わりたいですね。
榎木留学生はいつも本当に頑張っています。この努力は、日本人学生にも大きな刺激になり、キャンパス全体が活気づいていくように感じます。留学生たちの今の努力は、将来大きく実を結ぶものと期待しています。
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榎木 浩
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科
学科長 教授
【専門】情報工学
(情報システム、ソフトウエア工学)
デシ クリスティナ
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科2年生
インドネシア・バリ島出身
王 梓(オウ シ)
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科2年生
中国・遼寧省出身